弊院では『その人医療』をコンセプトとして掲げ、日々診療を行っています。
医療を受けるその人の、その後の人生までを視野に入れて診療を行い、良きパートナーとして今後のお付き合いをさせて頂きたい。
そういった想いを持って「歯科」という切り口からアプローチをさせて頂いております。
私は、この『その人医療』を歯科業界の基準にするべく、日々精進をしています。
現在、歯科業界を取り巻く環境は決して明るいものとは言い切れません。
患者さんである皆様はご存知の通り、現在歯医者の数は年々増加し続けており、コンビニの数より多いと言われています。
かつ、そのような外部環境の中で、診療の内容は基本的に歯を削って詰め物をして、ということがどの患者さんに対しても行われ、近年では、インプラント治療等が流行し、あまり治療を受ける患者さん自身、『その人』の経済的事情や、未来に対しての観点は考えられることが無かったように思っています。
私はこのような歯科業界の今までの考え方では、歯科業界が衰退し、患者さんにとっても、本当の意味で良い治療ができなくなってしまう可能性が高いと考えています。
このような事態を避けるためには、そもそも歯科業界全体としてパイを広げる活動をしなければならないと思います。
日本は先進国の中では、歯科領域においてかなり遅れているのが現状です。
キスを挨拶代わりにする文化を持つ欧米等では一般消費者の方々が高いデンタルIQを持ち、歯科に関しての興味関心が高く、日本のように「痛くなったから歯医者に行く」というような状況とは一線を画しています。
そのために、まずは定期的に歯医者さんに通う大切さを患者さんに対して伝えていければと思っています。
高齢者になってからも自分の歯で食事を楽しむようにするためには、痛くなってから歯医者に行くのでは既に遅く、定期的に診察を行なって、歯の状態を把握することが大事です。
さらに、予防に力を入れ、そもそも歯の状態が悪くならないことを目指すことができれば、生涯にわたって素敵な人生を送ることができるのではないかと思っています。
このような考え方を理解して頂く啓蒙活動こそ、弊院が今重点を置くべきポイントであると考えています。
歯医者さんに定期的に通うことで、その人の人生を「歯科医療」というアプローチを使って、一緒に創りあげていきたいのです。
今まで多くのことをお話させて頂きましたが、ここで大森の横須賀歯科医院の診療に関して少しお話をさせてもらうと、私達は『その人医療』を実現するために力を入れていることは下記2点になるかと思います。
まず1点目の「対患者さんとのコミュニケーション」に関してですが、『その人医療』を実現するために一番重要なことであると考えています。
患者さん一人ひとりの考え方や、今までの生き方、背景等を通して、
をしっかりと見極めることがポイントであると思っています。
次に2点目の「対院内のコミュニケーション」に関してですが、これも対患者さんとのコミュニケーションと同じぐらい重要であると考えています。
『その人医療』をできるかぎり早く実現するため、まずは院内の意識を統一することがとても大事です。
院長である私だけでも、まだまだ『その人医療』に関してやっていかねばならないことがありますが、勤務医やスタッフ一人ひとりが体現者となる必要があると考えております。
そのためにも、院内のコミュニケーションは濃密なものとなるよう、面談等を定期的に行い、日々精進を続けています。