予防歯科

予防歯科とは

虫歯や歯周病などの口腔疾患を未然に防ぐための歯科医療の一分野です。定期的な歯科検診やクリーニング、フッ素塗布、シーラントの適用などを通じて、歯と歯肉の健康を維持します。

「歯が痛くなってから歯医者さんに行けばいいや」
「虫歯があるけど、今は痛く無いからまだ歯医者に行かなくていいや」
あなたはこのように思っていませんか?

昨今の統計データによると、親不知を除いた上下28本の歯のうち、50代で平均20本、70代で平均10本、80代で平均4本しか天然歯が残っていないという結果が出ています。
これは予防先進国のスウェーデンやフィンランドなどと比べると、圧倒的に低い数値となっています。
そこで厚生労働省は、80歳まで20本の歯を残すことを目的に「8020運動」をスタートさせました。
しかし、どれほど上手く治療をしようとも、天然歯を越えることはできません。
だからこそ、天然歯を大切にしていくことはとても重要なことなのです。

“安心安全もしくは予防歯科”への
徹底したこだわり

予防歯科に対する考え方

『予防に勝る治療なし』
歯は削ってしまったら元に戻らず、必ず二次的・三次的な治療が必要になり最終的には歯を喪失するリスクが高くなります。
ご自身の大切な歯を守るためにもこれからは治療ではなく予防を心がけるべきだと考えています。

当院の方針

当院では、患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりを心がけています。患者さんごとに完全滅菌を徹底し、グローブや器具は必ず取り替えます。また定期的に専門の講師をお招きしての院内講習会を実施することで、専門の講師をお招きしての治療の品質を高めています。患者さんのニーズに応えるため、常にスタッフ一同が努力しています。
「自分だったら“受けたい”と思える治療ができているか?」という問いを常に持ち、医療人として皆様に本当の安心と安全をお届けしていきたいと考えています。

歯の健康を放置するとおこるリスク

天然歯を大事にできていますか?

口の中の機能を正常なまま維持していくことが、全身の健康につながると言われています。
例えば、不正噛合が続くと姿勢が崩れ背骨が歪み、腰を痛める原因になります。

また歯周病菌が全身に行き渡ると、糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクが高くなってしまいます。

RISK

歯の健康度合いが及ぼす影響は、口の中だけにとどまらず、
全身の健康と相関性が非常に高いのです。

RISK

予防治療を積極的に
行うことによるメリット

Merit

虫歯や歯周病など、口腔内のトラブルが極力起きないようにする

定期的に健診を行い、口内環境を清潔に維持し続けることによって、虫歯や歯周病のリスクを抑えます。
また、仮に虫歯があったとしても、ごくごく初期の段階で発見することが出来るため、大きく歯を削る必要性がなくなります。

Merit

治療の痛みや費用を長期的に低減できる

痛みや症状が進んでから治療を行った場合、完治するまでに何度も歯医者さんに通わなければならなかったり、ひどい場合には保険適用外の治療をどうしても導入しなければならなかったりするケースもあります。そうなってしまうと、トータルコストは莫大な費用になりかねません。
そのうえ、治療の際に余計に痛みが伴う場合が多いのです。

予防で定期検診に通い始める前や通いたての頃は、たしかに面倒かもしれませんし、高額ではありませんが定期的に金額がかかってきます。ですので予防定期検診へ通うことに対して抵抗のある方が多いことも事実でしょう。
しかし上記で述べたように、予防検診にきっちり定期的に通っている方が、長期的に見てトータルコストは安く抑えられます。

Merit

口の中がスッキリ、快適になります

予防定期検診に通っていただいている患者さんから、
「歯についた汚れを落としてもらえて、歯の表面がツルツルになった」
「歯磨きを意識的にしっかり行えるようになった」
というお声を非常に多くいただきます。

予防検診で行う処置は実際に歯を削ったりしないので痛みはなく、嫌な歯を削る音もありません。
ですので実際に、サロン感覚で通われる方も徐々にではありますが増え始めているほどです。

Merit

全身の健康増進につながる

予防検診を行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが上昇するのに対して、予防をしっかりと行っていった場合、口内衛生環境が常に清潔に保たれるようになりますし、口腔内の状態から歯科衛生士が生活習慣・食習慣に関してアドバイスさせていただける場合もあり、必ずや何かしらのメリットが必ずあります。

また予防定期検診を行っていく中で虫歯や歯周病などの早期発見にもつながるので、結果的に全身の健康へとつながってくるのです。

予防歯科の流れ

TREATMENT FLOW
定期検診の受診

定期的な検診では、歯の状態や口腔内の健康をチェックし、虫歯や歯周病の早期発見と早期治療を行います。患者さんの健康を守るための第一歩です。

検査後クリーニング

検査後に行うクリーニングで、歯の表面や隙間に溜まった歯垢(プラーク)や歯石を丁寧に除去し、口腔内を清潔に保ちます。

歯磨き指導

正しい歯磨きの方法を指導し、日常のケアを改善します。患者さん自身が効果的な予防ケアを行い、口腔内を清潔な状態に保てるお手伝いをいたします。

必要に応じてフッ素塗布

虫歯予防効果を高めるため、必要に応じてフッ素を塗布します。フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯を防ぎます。

歯科医師によるチェックと現状説明

歯科医師が口腔内を詳しくチェックし、現状を説明します。今後の治療方針や予防策について丁寧にご案内します。

掲載準備中です

横須賀先生からアドバイス

自分の歯で食べる楽しみができるだけ長く味わえるように

歯を失う原因の第一位は歯周病、第二位は虫歯です。
歯周病は年配の方がなる印象があるかと思いますが、若い方がなる可能性もあります。
歯周病も虫歯も自覚がない場合が多いので気付かないうちに進行してしまいます。

定期的に予防歯科に通いながら、生涯自分の歯で噛める口腔環境を目指していきましょう。